【2016年版】意外と簡単！？ふるさと納税の確定申告手続きをご紹介

ふるさと納税は、自分が好きな・応援したい自治体へ寄付する事により、一定金額の控除を受ける事ができる制度です。

また平成２７年度税制改正によってふるさと納税の上限金額が２倍になり、一定条件を満たせば確定申告をしないで控除を受けられる（ふるさと納税ワンストップ特例制度）ようになりました。
その為、今年からふるさと納税を始めた方も多いのでは？

ボクも色々調べてお得さを知った２０１５年に初めてふるさと納税をしてみました。
今回は、ふるさと納税の控除を受けるための確定申告手順についてご紹介します。

ふるさと納税に関する疑問

ふるさと納税ワンストップ特例制度だから何もしなくてＯＫ？

『ふるさと納税は確定申告しなくても良くなった』
とよく聞きますが、あくまで確定申告しなくても良いだけで、寄付した自治体へ寄附金税額控除に係る申告特例申請書を提出する必要があります。
※2015年度のワンストップ特例制度を受ける為には、平成28年1月10日までに自治体へ書類を提出する必要があります。

時期を過ぎてしまった方や条件を満たせない方は、下記手順で確定申告をする必要があります。

ふるさと納税の確定申告が必要な人

下記に該当する方は、確定申告が必要になります。

ふるさと納税の還付はいつ頃戻ってくるの？

2015年内に寄付したふるさと納税は、《住民税》と《所得税》で還付方法が違います。

《住民税》
2016年6月から納付予定の住民税から控除されます。
つまり1年後の住民税を先払いしたと考えれば分かりやすいかと思います。

《所得税》
2015年に支払い済みの所得税から振込で確定申告した方の指定口座に振り込まれます。
この金額は、確定申告書類を作成する段階で表示されます。
もちろん振込手数料はかからないので、表示された金額がそのまま振り込まれます。
振込は申請書類を提出してから１ヶ月～１．５ヶ月ほどで処理されるそうです。

確定申告の準備

確定申告するのに必要な物

今回はインターネットで確定申告書を作成し、プリントアウトした物を送付する方法をご紹介します。
その他、税務署へ行って実際に手書き作成する方法もありますが、確定申告の時期はかなり混み合いますので自宅でゆっくりと作成し郵送したほうがラクなのでオススメします。
まず確定申告書をプリントアウトするまでに必要な物は以下３つです。

プリントアウト後に書類に捺印し、必要書類（源泉徴収票と受領証明書）を貼付けて郵送します。
受領捺印された申請書控が欲しい方は、印刷した控えと一緒に切手を貼った返信用の封筒も入れて郵送します。

ふるさと納税の確定申告手順

申告書の作成

国税庁のホームページにて作成します。
「確定申告書作成コーナー」をクリック

「申告書・決算書　作成開始」をクリック

「書類作成」をクリック

各項目を確認してチェックを入れる。
一番上のチェックを入れると一括でチェックが入ります。

「所得税コーナーへ」をクリック

《給与・年金の方》枠にある「作成開始」をクリック

申告書作成前の注意事項を確認して「次へ」をクリック

「確定申告書を印刷して税務署へ提出」をクリック
申告する人の生年月日を入力

「給与のみ」をクリック

「給与の支払い者は１か所のみ」をクリック
「年末調整済みである」をクリック

「寄付金控除」をクリック
「医療費控除」等を行う方は、この項目でチェックを入れる。

会社から支給された【源泉徴収票】を元に必要項目を入力します。
①②③を記入して「入力終了（次へ）」をクリック

④⑤⑥⑦に記載がなければ一番下をチェックして「入力終了（次へ）」をクリック

⑧を元に会社名等を記入して「入力終了（次へ）」をクリック

入力した項目と会社名が間違いっていないか確認し「次へ」をクリック
※金額は仮入力です。

「入力終了（次へ）」をクリック

《寄付金控除》の「入力する」をクリック

自治体から送付された【受領証明書】を元に項目を入力
寄付金の種類は【都道府県、市区町村に対する寄附金（ふるさと納税など）】を選択

入力した項目を確認して「次へ」をクリック

「入力終了（次へ）」をクリック

政党への寄附金がある場合は入力
特にない場合は「次へ」をクリック

還付金が表示されるので金額を確認して「次へ」をクリック

該当する項目をクリックまたは必要項目を入力して「次へ」をクリック

あなたの氏名・住所等を入力して「次へ」をクリック

還付金を確認して受取方法を選択

『ゆうちょ銀行以外の銀行等への振込』を選択した場合は、《金融機関》《支店名》《預金種別》《口座番号》を記入して「入力終了（次へ）」をクリック

『ゆうちょ銀行への振込』を選択した場合は、《記号及び番号》を記入して「入力終了（次へ）」をクリック

『ゆうちょ銀行の各店舗又は郵便局窓口で受取り』を選択した場合は、希望する郵便局名を記入して「入力終了（次へ）」をクリック

最後に「帳票表示・印刷」をクリック

保存されたPDFを印刷して捺印し、添付書類台紙に【源泉徴収票】と【受領証明書】を貼付けます。
確定申告書の《控え》は提出せずに手元に置いておいてOKです。

ふるさと納税の確定申告まとめ

書類を準備していれば入力もかなり簡単でサクッと確定申告書が作成できます。
2016年の確定申告提出時期は2月16日（火）から3月15日（火）ですが、早めに作成して準備しておきましょう。