【iPhone】ついに来た！日本製の日本語入力アプリ『ATOK for iOS』の実力は？

iPhoneで使える『ATOK for iOS』のキーボード悪い点・良い点

『ATOK for iOS』キーボード　５つの悪い点

アプリとの相性で文字入力できない事がある

App Storeのレビューでも言われていますが、文字入力ができなくなる事があります。キーボードアプリとしては使いものにならないレベルです（泣）文字をタッチしても入力スペースに文字が打ち込まれずに全く反応しないです。
一度反応がなくなると純正キーボードに変更して文字入力する必要が出てきます。

『ATOK for iOS』を使用するには端末の再起動か下記の手順で使用できるようになります。

左：ホーム画面の【設定】をクリック
右：「一般」をクリック

左：「キーボード」をクリック
右：「キーボード」をクリック

左：「ATOK-ATOK」をクリック
右：「フルアクセスを許可」をクリックして【OFF】にする

左：「フルアクセスを許可」をクリックして【ON】にする
右：「許可」をクリック

文字入力部分が小さすぎ

画像を見ていただくと分かりますが、文字入力箇所がとても小さいんです。

これはAppleのサードパーティ製キーボードに対する制限によるものだそうです。画面の下から４割ほどまでしか確定前の文字入力を認めてないようです。なので苦肉の策でこのような仕様になったものでしょう。
これはAppleがキーボードへのアクセスを認めて間もないので、今後のアップデートに期待したいと思います。

文字入力部の左右移動はワンクリックで出来るのに上下移動が出来ない

これは後述する『ATOK for iOS』の良い点でもあるのですが、Apple標準キーボードでは出来ない文字入力のキーボードによるカーソル移動。Androidでは当たり前なのですが、iPhoneだと出来ないのですね（汗）
ただ『ATOK for iOS』の場合は、左右移動はキーボードで可能ですがなぜか上下移動が出来ない。せっかくなので上下移動もフリックで出来るようにしてもらえると文字入力がさらに楽になりそうです。
これも今後のアップデートに期待したい部分です。

文字入力部の右移動はキーボードにありますが、左移動は右矢印を左にフリックすると移動できます。

QWERTY入力が出来ない

ボクは【iPhone6 Plus】を使用しています。画面が大きいので、文字入力がラクかな～。と思って、【iPhone6 Plus】にしたのですが、日本語入力はまだしも英字入力もQWERTY配列にならないのは、かなり残念な部分です。
ただジャストシステムもQWERTY配列の必要性を最重要項目にあげているので、今後のアップデートでさらに使いやすいキーボードになりそうです。

『ATOK for iOS』公式サイトより

『ATOK for iOS』の標準キーボードがこちら
左：ひらがなキーボード
右：英字キーボード

左：数字キーボード

この完成度で1,500円

最後の残念な点は、『値段』です。文字入力ソフトでは大手なジャストシステムさんなので、ソフトの値段を割引するという考えがなかったのだと思います。しかし、おそらく『この完成度で公開していいのか？』と感じながら公開したのでは？というくらいの完成度です。

【iPhone6】と【iPhone6 Plus】が2014/9/19(金)に発売されてその２日後の2014/9/21(日)に『ATOK for iOS』を公開しているので、デバックが完璧に出来なかったのではないでしょうか？
にも関わらず正規の金額(『ATOK for Android』が1,543円で発売中と比較)で公開は、非難を受けてもしょうがないのかな！と感じます。

ま～これも今後のアップデートに期待したいと思います。
簡単に残念な部分をあげましたが、こんな所でしょうか？
続いて良い部分をご紹介します。

ここがスゴいぜ『ATOK for iOS』キーボード　良い点７つをご紹介

何より一番にあげたいのが『ATOK for iOS』は【日本製】

ボク的に日本製というだけで買う理由になるくらい大切な事です。何かのアプリをスマホに入れるのは、それだけでリスクがある事です。特に文字入力ソフトなんて、悪意があるデベロッパーならデータをサーバーに飛ばして…なんて事も出来るわけです。Appleが監視しているのでそれはなさそうですが。

それでもあなたのスマホに新しいアプリを入れる時は、本当に信頼出来るデベロッパーなのかを確認してからインストールするようにしてくださいね。

「英字」「数字」「ひらがな」キーボードの変更がフリックで簡単

標準キーボードは「ひらがな」キーボードから「数字」キーボードに変更するのに「英字」キーボードに一度変更してからでないと変更出来ません。ですが『ATOK for iOS』の場合は、フリック操作で一発で「英字」「数字」「ひらがな」キーボードへの変更が可能なんです。

左：上フリックで英字、右フリックで数字、下フリックでひらがな

この機能はiOS標準キーボードに取り入れても良いくらい便利な機能です。

長文の一発漢字変換がラクすぎる

長文を入力して一発で漢字変換。今までは単語ごとに変換していましたが、変換する文字のかたまりを簡単に変更できるんです。
『隣の客はよく柿食う客だ』を入力してみましょう。

『隣の客は欲か聞く右脚だ』
ん～残念な変換ですね。iOS標準のキーボードはこんな感じです。

どっちもどっちですね（笑）
でもここからが『ATOK for iOS』のスゴいところです。『ATOK for iOS』は文節の選択が簡単に出来ます。長文を打ち込んだら【変換】ボタンか【→】ボタンを上フリックします。

左：漢字がOKなら【確定】をクリック
右：変換部の変更は【←】または【→】で変換したい単語を選びます

あとは必要な変換を実施していくだけです。

この機能はなかなか使い勝手がいいですね。

『ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ』など半濁点の入力がフリック入力可能

これもiOS標準キーボードだとフリック入力が出来ないのが気になってました。Androidだとフリック入力出来るんですけどね。それが『ATOK for iOS』では出来ちゃうんです。
『は・ひ・ふ・へ・ほ』などを入力したら【わ】の左をクリックします。左フリックだと濁点。右フリックだと半濁点になります。

些細な事ですけど便利な機能です。

文節を一発削除ができる

文章を書いていて、１文を全て消したい。なんて事がたまにあります。そんな時に『ATOK for iOS』だと【削除】ボタンを左フリックするだけで、一発で１文を削除が出来ます。

この機能も『ATOK for iOS』の独自機能です。

文字入力ソフトの大物でiOSルーキーだけあってアップデートが早い

『ATOK for iOS』がApp Storeに追加されたのが2014/9/21でした。そしてレビューに不具合が報告されて【ver1.0.1】から【ver1.0.2】にアップデートされたのが2014/10/1です。さすがに文字入力ソフトで人気が高い会社だけあるな。という印象です。
もちろんまだまだ改善点は、山ほどあるとは思いますが今後のアップデートに期待せざるを得ないですね。

「」の入力がフリックで簡単に出来る

ちなみにiOS8のApple純正キーボードでも同じことは出来るのですが、意外と知らない方がいるのでついでにご紹介します。日本語入力で”や”の左に【「】、右に【」】があるんです。

地味に便利な機能なので、ぜひ使用してみてください。

『ATOK for iOS』のダウンロードはコチラ

『ATOK for iOS』のまとめ

やはりユーザーの行動心理をよく考えて作りこんでいると感じられるアプリに仕上がっています。今までは『文字入力ソフトなんて何でも一緒ででしょ』と思っていたボクですが、文字入力ソフトで文章を書くスピードが早くなる事を実感しました。
上記のように”まだまだ”な部分もありますが、本当に今後のアップデートに期待を持てるアプリだと感じます。ボクのようなキーボードの使いづらさを感じる方にはオススメします。

 - Apple, iphone

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